第六節 要約

どの聴覚障害児も一人一人が独自な能力、可能性そしてニーズをもっているために、一ーズを満たすためにはいろいろな種類のプログラムを用意する必要がある。人格、教育、情緒と言語のすべての面が考慮されなければならない。両親が、自分の子どもの措置を決定するにあたり、事前に口話プログラムとトータル・コミュニケーションプロゲラムの両方を調べ、訪問することが勧められる。
ニーズは通学制プログラムと寄宿制プログラムの両方にみられる。聴覚障害児の数が大変多く、地域のサービスプログラムが充分に受けられるところに住んでいる場合には、子どもたちは質の高い教育と家族とともに過ごせるというこつの恩恵が得られる。しかし、聴覚障害児がまばらに住んでいる地域では、こうした教育上の選択はできず、就学前教育部門をもっ州立寄宿制聾学校がかなり役に立つ選択となる。
タフト聴覚障害児学校は、聾児に就学前と小学校段階の包括的なプログラムを用意し、理念としてトータル・コミユニケーシヨンの使用をうたっている。トータル・コミュニケーションは、すべての子どもが理解しようとし、理解される権利をもっているという基本的な原理を包括している。充分なコミュニケーションとなるためには、トータル・コミュニケーションのすべての要素である話しことば、聴覚、読話、手話言語が家庭と学校を合めた子どもの生活のあらゆる場面に結合されなければならない。これらのいずれの要素も決して省くことはできない。
トータル・コミュニケーションを一貫して使うには、両親がそれぞれの構成要素の役割を充分に理解する必要がある。話しことばと聞き取り技能を発達させながら、手話と指文字を使用すると子どもはコミュニケーション手段を獲得し、考えを自由に出すようになる。話しことばと聴覚技能は、理解され受容される環境のもとで発達させる必要がある。話しことばは、常に手話といっしょに用い、話しことばをよくしようとする努力をいつも子どもに期待すべきである。手話言語を一貫して使用するには、聾児がいる時はいつも手話を使用する努力を約束したり、自発的に用いることが必要である。そうすることにより聾児は、健聴児が自分たちの環境から偶発的に学ぶのと同じ方法で偶発的学習の恩恵を得るだろう。
両親と専門家は、トータル・コミュニケーションのある要素のみを使って容易な道を求めがちである。両親の中には子どもといっしょにいる時には子どもに読話をさせようと思い、手話言語を学ばない場合もある。両親は、まぎれもなく自分たちが言っているほとんどのことを子どもが理解しているものと思っている。実際にはそこでなされているコミュニケーションは、常にかたぐるしく、紋切り型で表面的で具体的な陳述に限られている。すべての両親が自分の子どもとコミュニケーションしたいと思っている深長な会話、発想の交換や家族の価値や願望は示されない。子どもや大人が容易に意見を分かちあえないならば、多くの子どもや大人は愛情、思いやり、感受性をもって感情を分かちあえないだろう。コミュニケーションに余計な苦労がかかる時には、開放的なコミュニケーションは常に生まれない。こうした親は、自分がコミュニケーションできない重要な情報を子どもに話すために学校に来ることがしばしばある。よく知っている言語を使う時に手話を使用しても、家族が手話言語技能を発達させないと、子どもを家族から孤立させてしまう結果となる。
両親と専門家は、話しことばと聞き取り技能の発達に気を配らなければならない。手話言語がメッセージの内容を伝えるので子どもとかかわりをもっ人びとは、自分たちがわかるだけでなく子どもが話しことばや言語、聞き取り技能が上達するように常に目を向けている必要がある。メッセージを理解するには正しい構文、文法、発音明瞭度にたくさん期待をもっ必要がある。こうした高い基準を保つには高揚な意識を一貫してもつ必要がある。
聾児が家族のメンバーとして充分に参加できるようになるには、母親や父親と同じように兄弟がトータル・コミュニケーションを積極的に使うことがあげられる。両親よりも兄弟閣で頻繁にコミュニケーションが行われる時がある。したがって、兄弟が効果的にコミュニケーションできることが重要である。兄弟に手話言語の学習を強制しないようにすべきである。このことには気を配り、感受性をもちながら対応する必要がある。手話言語技能を兄弟に教え、兄弟聞に肯定的な相互関係を発展させることは親が継続して行うものであり、学校の支援が重要である。もし、両親が聴覚障害児だけに多くの時間をさくならば、健聴の兄弟の中にねたみをたやすく作ってしまう。

両親が子どもの教育的プログラムに関心をもちつづけるには、多くの支援が必要である。しばしば、子どもたちが非常に幼い時には多くの要求が出される。適切な支援と強化がなければ、子どもが高学年になる前に親は燃えつきてしまうかもしれない。特に、話しことばと言語の発達が、時々、ゆっくりしているために学校のすべての職員は、親に積極的にフィードバックを与えていくことを理解しなくてはならない。そして、管理者たちはスタッフ聞のニーズを理解する必要がある。
タフト聴覚障害児学校は、質の高いトータル・コミュニケーションプログラムを実施している。スタッフと両親は、子どもがよくなるために協力している。繊細で技術がすぐれたスタッフが勤勉で良心的な親とお互いに尊敬し、期待を高くもちながらかかわっている。そのために、生徒には認知、教科、言語技能だけでなく自信、自立心、自尊心が発達する。

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